どうも、シンドーです
さすが師走！またまた、あっと言う間に数日過ぎてしまいました(;´Д｀)
ここ数日、私は手加工をしておりました。手加工とは、プレカットの加工機械では加工できない複雑な仕口を字を読む通り人の手で加工する工程のことになります。普段の一般住宅のプレカット時にはそうそう頻繁にある工程ではないのですが、たまに敷地やデザインの関係上特殊な形にするときなどに出てきます。
機械とは違い仕口１つ作るのにも時間と手間が掛かります(*_*;
仕口の形に合わせてカットする為、プラモデルで云う説明書に当たる手加工図面を見ながら先ずは墨付けをします。この墨付けでほぼほぼ出来が決まると言っても過言ではありません。一言で墨付けと言っても人それぞれ。墨線を残して切り込んでいく人もいれば、墨線に沿って切り込む人もいます。
では切り込んでいきましょう。私は墨線に沿って切り込むタイプなので線跡が残らないように切り込んでいきます。

今回の仕口は斜めの蟻オスなので、先ずは蟻の先端に合わせてカットしました。切り込んだ面にまた墨付けをして再度切り込んでいきます。この切り込む順番がまた曲者で、最初から切り込んでおかないと後から丸鋸が安定しない箇所も出てくるので、そうした絡みも考えつつ順番を決めていきます。


こんな複雑な仕口になりました。いくら図面を見て墨付けし、その通りに切り込んだつもりでもやはり人の手。完璧にはいかないものです。ですので相手側に実際組んでみてチェックをします。これは欠かせません(; ･`д･´)

この様に収まりました！今回の物件はこの様な手加工が多めにあったので大変でしたがまた一つレベルアップ出来たのではないかと思います(・´з`・)
プレカット機械で加工している裏にはこんな地道な作業もたくさんあります。人の手でやる作業なのでミスやケガにつながる作業ばかりです。その一つ一つを丁寧に心を込めて安全にこれからも作業していきます。
今年もあとわずか！ご安全に！